死神博士

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仮面ライダー』現在配信中

第68話「死神博士 恐怖の正体?」(1971年7月15日放送)【退場】

 

死神博士(演:天本英世

 

【身長】190cm

【体重】55kg

【出身地】日本・東京都

 

ショッカーのスイス支部長を務める大幹部。

 

本名は「イワン・タワノビッチ」であり、日本人の父親と白系ロシア人の母親の間に生まれ、3歳下の妹・ナターシャがいて、戦前の少年時代は東京で育った。

 

幼少時から訪れる場所には「必ず」と言っていい程に死人が出た為、「死神」の異名が付き、更に『ギャラクシーにおける死に方と変身』という論文で学生時代に博士号を取得した為、「死神博士」の通称を持つ事になった。

 

母親の死後、ポーランドのシモン教授の元に身を寄せ、臓器移植の研究に没頭する(虚弱な妹・ナターシャとの死別を極端に恐れ、延命を可能にしようと考えていた)。

 

第二次世界大戦の勃発後、占領ドイツ軍に徴用され、アウシュヴィッツで生体実験の研究員となり、ナチスの捕虜となったシモン教授を延命研究の実験台として死に追いやった。

 

終戦間近にナターシャが23歳の若さで亡くなり、冷凍保存した妹(の遺体)の蘇生術を探し求めたが、その愛情に目を付けた利用したショッカー首領に導かれ、ショッカーの一員となった。

 

仮面ライダーの動向も探知する古代占星術や改造人間をも操る強力な催眠術の他、自分自身の姿を消したり、敵の眼を晦ます幻術などの神秘的な術を駆使し、武器として巨大な鎌を振るって戦闘する。

 

「怪人作りの名手」とも言われるマッドサイエンティストであり、改造人間の任務失敗に対しては作戦変更によるカバーを試みる事も多いが、その一方で戦闘員の失敗に対しては厳しい。

 

日本からヨーロッパに渡った本郷猛(仮面ライダー1号)と戦い、その一方でアルプス山中に地震や雪崩を起こしたりし、ヨーロッパを大混乱に陥れたが、仮面ライダー2号に倒されたゾル大佐の後任としてスイス支部から日本支部に赴任した。

 

自ら作り出した改造人間を送り込む事も少なくないが、数々の作戦の失敗の責任から南米支部に異動した(一文字隼人(仮面ライダー2号)はその後を追い、本郷猛は日本に帰国し、自分と入れ替わりに東南アジア支部から地獄大使が日本支部に派遣された)。

 

その後も南米で隼人と戦い一方、ヨーロッパで戦った宿敵・本郷猛を倒す為、南米支部からナマズギラーを連れてきたり、アフリカ支部からサイギャングを派遣したり、日本支部に一時帰国する事もある。

 

その正体はイカの特性を備えた改造人間・イカデビルである。

 

数多くの心の葛藤と社会の矛盾に対するジレンマを天才科学者としての頭脳と科学で切り捨てた自負があり、成り上がり者の地獄大使と同列に扱われる事には我慢できなかったらしい。

 

首領はそれを承知の上で自分の尊大さに釘を刺す為に地獄大使と同列にしたが、その屈辱に耐え変えた末に本郷との直接対決を決意し、日本に戻る際には死を覚悟していた。